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お稽古用の茶道具は買取りできる?おすすめの売却方法をご紹介!

生前整理や遺品整理、引越しの片付けなどの他、若い世代の茶道人口が減っていることも背景にあり、茶道具を処分したい方が多いです。
茶道具の処分方法は、材質が竹や木でできている物はそのまま燃えるゴミとして、陶磁器製のものは不燃ゴミとして出せます。
長年大切に使っていた思い出深い茶道具を捨てるには躊躇するという方は、お子さんや知人など引き取って大切に使ってくれる人を探すか、買い取ってもらうといいでしょう。

練習に使っていたお稽古用茶道具はどこで買取してもらう?

買取業者に出す場合、高価で貴重な茶道具ならいいのですが、お稽古用や練習用に使っていた茶道具は買い取ってくれるのでしょうか?また、どれくらいの値段がつくのでしょうか?
茶道具は、お茶会などの本番用と比較して安価なものをお稽古用(練習用)に使われることが多いですが、茶道具の価値や値段、形状など、本番用とお稽古用に明確な違いや決まりはありません。

ネットオークションで売却する

骨董品買取店では安価な値段でしか買取りできない、もしくは買取りすらしてくれないような、希少価値のない安価なお稽古用(練習用)茶道具は、フリマサイトやネットオークションなどに出品してみてもいいでしょう。
専門知識のない個人の方も直接見るので、長年大切に使っていれば、希少価値よりも形や色、売りに出す経緯などを気に入って、購入してくれる可能性があります。

骨董品買取店で買取ってもらう

お稽古用に使っていた茶道具は前述のように安価なものである場合が多いため、骨董品買取店で買い取ってもらう場合、買取価格はかなり安くなるか買取りさえしてもらえない可能性があります。
もし、希少価値の高い作家物や歴史のあるものは高値で買取してもらう可能性もあるので、購入価格が分からない場合は一度鑑定に出してみてもいいでしょう。

お稽古用ではない作家物は骨董品店で高価買取が可能

お稽古用ではない茶道具は高価買取できる可能性があります。
希少価値の高い茶道具では骨董品買取点に出すと、中には1,000万円を超える値をつけるものもあります。
では、どのような茶道具が高価買取りできるのかご紹介します。

作家物である

茶道を嗜む人や骨董品ファンには憧れである、人間国宝の工芸作家「三輪休雪」や「濱田庄司」、人間国宝を辞退した「北大路魯山人」などの茶道具、三千家に出入りする「千家十職」とよばれる職人の制作した茶道具などは、とても希少で高価買取が期待できます。
ただし、贋作が多い点には注意が必要です。

付属品が揃っている

その茶道具の品質証明となる鑑定書や仕覆、共箱、添状などがあることで査定額も高くなります。
中でも、茶道の家元、作者と権威ある人が中身を保証した証となる「箱書付」があることがとても重要です。

制作年代が古い

陶磁器などの茶道具はワレモノであるため、制作年代が古ければ古いほど現存する数が減ってくるため価値が高くなります。

その他

その他、骨董品買取店で高価買取してもらうためには、単品ではなくまとめて査定してもらうといいでしょう。買取実績や知名度など業者に不信感がある場合は複数業者で比較すると買取相場の確認ができて安心です。
また、カビやシミなどの汚れ、日焼け、欠けなどの破損がある場合は買取価格に大きく影響するため、保存状態も重要です。

千家十職の茶道具の買取相場

京都の茶道の3流派「表千家」「裏千家」「武者小路千家」を称して「三千家」、三千家の家元の好みを取り入れた茶道具を製作する職人(作家)の十の職家を「千家十職」と言います。
千家十職と称される作家が作った茶道具は高価買取が期待できます。

千家十職「樂吉左衛門」の茶道具

茶碗師「楽吉左衛門」の楽茶碗は、轆轤を使わずに手とヘラだけで成形される「手捏ね(てづくね)」という技術で、僅かな歪みや厚みのある形状が特徴です。大きく黒茶碗と赤茶碗があり、楽焼の独特の窯変が楽しめます。
買取相場は数万円から数十万円、良い状態のものは100万円前後で買取されることもあります。

千家十職「大西清右衛門」の茶道具

釜師「大西清右衛門」は、茶の湯釜で最も古い芦屋釜の「挽き中子法」を再現、その作品は挽き目がうっすらと釜の内側に浮かび上がることが特徴です。高級感のある作品には多くのファンを魅了しています。
買取相場は数十万円~50万円前後です。

千家十職「中村宗哲」の茶道具

明治時代以降、茶道具の塗師専門となった「中村宗哲」は茶道具を中心とした多くの名作を残し、利休遺愛の茶道具から型を写した十二器をパターン化したことで知られています。
中でも抹茶を入れる漆塗りの木製の容器「棗」(なつめ)は有名で、透明感と深みのある表現が逸品です。
買取相場は、数万円~数十万円です。

千家十職「駒沢利斎」の茶道具

釘や糊などの接合材を使わず木だけで組み上げていく木工品のことを指物といい、指物師「駒沢利斎」が製作する棚や香合、炉縁などは、軟木である桐を使った精緻な面取りや曲線、繊細なデザインで現代においても高い評価を得ています。
買取相場は、数千円~数十万円を幅広いです。

千家十職「中川浄益」の茶道具

元々は甲冑や鎧などの武具を作っていた中川家、千利休の依頼でヤカンを製作しその出来栄えが喜ばれたことから、金物師として活躍するようになりました。繊細で高度な技術で金属素材を扱う金物師、中でも茶道具を扱うのが中川家は、緻密で繊細な造形を再現するその技巧は一見の価値があります。
買取相場は数万円から、良いものでは100万円を超えることもあります。

千家十職「土田友湖」の茶道具

茶道具の服紗や角帯など多くを手掛ける袋師「土田友湖」の仕覆(茶道具を収納する袋)は、無駄なたるみもなく見た目の文様の美しさも上品で優れた美術工芸品として、茶道家や骨董ファンから高い評価を得ています。
買取価格は、数千円~数十万円になります。

千家十職「奥村吉兵衛」の茶道具

表具師「奥村吉兵衛」は軸装や風炉先屏風、紙釜敷などを手がけ、中でも「紙釜敷五色」の美しい色合いは香合を気品高く映えさせると絶賛されています。
買取価格は、数千円~30万円になります。

千家十職「飛来一閑」の茶道具

一閑張と言われる初代一閑が開発した紙漆細工は高い評価を得て独自技術として確立、現在まで継承されてきました。木地に蕨糊で和紙を張り合わせた上から漆の塗る技法で、その独特な光沢と美しさに、強度と軽さも兼ね備え、美術工芸品として高い評価を得ています。
閑張細工師「飛来一閑」の作品の買取価格は、数万円~40万円になります。

千家十職「黒田正玄」の茶道具

竹細工・柄杓師「黒田正玄」は竹を使って茶杓や柄杓、台子、香合などの茶道具を製作、竹の素材の美しさと材質を活かした黒田家の竹細工は、手間のかかる伝統的な技法を守り続け、半永久的に生き続ける素材として製作しています。
柄杓などは消耗品なので古いものはほとんど残っておらず、買取価格は、数万円~70万円になります。

千家十職「永樂(西村)善五郎」の茶道具

室町時代末期から土風炉・焼物師として勤めた「永樂善五郎」の土風炉は素焼きの器に黒漆を重ね塗りしたものや土器の表面を磨いたものなどに祥瑞から金襴手、交趾焼といった代々多彩な名作を残しています。
9代までは西村、10代からは永樂の姓を名乗っていたこともあり、初代を受け継ぐ初期の作品が比較的高価買取されており、買取相場が数万円~数十万円になります。

茶道具の骨董品買取店の選び方

骨董品買取業者は全国に数多く存在します。
骨董品鑑定士の資格を持った人が在席しているか、買取実績は豊富か、またその地域の老舗や大手など知名度の高い骨董品買取店か確認して下さい。
中には怪しい違法業者や贋作(レプリカ)を本物の価格相場で売りつけたり、骨董品を引渡し後、代金を支払わずに逃亡するような詐欺業者もあります。
また、骨董品などを売買する骨董品業(古物商)を営む場合は、必ず各都道府県の許可申請を行っている必要があります。心配な場合は各自治体の公安委員会に問い合わせてみて下さい。
骨董品の鑑定には鑑定料金がかかることが一般的です。
鑑定料(手数料と鑑定書発行料)の相場としては5万円前後、売却価格の15%などですが、鑑定が難しいものについては相場よりも高めに設定されていたり、出張査定については別途出張料がかかる場合もあります。
中には買取が成立すれば鑑定料が無料になったり、そもそも鑑定料自体が無料の買取店もあります。
(当然ですが、鑑定書や鑑定のみを目的とする場合は鑑定料無料の買取店に鑑定依頼はできません。)
安価なお稽古用の茶道具の場合は、必ず鑑定料が無料の買取店に鑑定してもらいましょう。
鑑定料が無料の買取店は、LINEやメールなどで送った画像での査定に対応していることが多く便利です。

LINEやメールで高価買取できるか確認

京都の「安尾京栄堂」は、三代に続く創業80年以上の歴史を持つ老舗古美術店です。
LINEやメールを使って画像を送れば無料で査定可能です。
茶道具や骨董品を処分したい方は、お気軽に査定をご依頼ください。

ご相談はお気軽に無料ダイヤル

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