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滋賀県にある 傾いた土蔵 近年 地震も多く 崩れる不安と近隣への被害が出てからでは 遅いと解体を 決意 蔵出し整理品の査定依頼 寺町店へお持ち込み ありがとうございます。

本日は 天候悪く強めの雨 お客さんも少ないだろうと 店の中より道路を 眺めていると 軽自動車が お店の前にとまりました。 傘をさした男性が こちらへきて 「古いお皿やら 茶碗やら持ってきたので 見てもらへますか?」と入ってこられました。

実家が、滋賀県にあってそこの蔵を 解体工事が決まったので 整理してるとの事でした。 車を 覗くとスーパーのビニール袋に 雑に詰め込まれた 古伊万里の湯呑み茶碗や蕎麦猪口が 見えましたので 「店内に持ち込み とりあえず広げて見ましょうね 」と車から店内へお客さんと雨の中 行ったり来たり

お店のショーケースの上に 広げて査定開始です。

全体的に時代は 江戸末期から明治くらいの古伊万里など生活雑器で 特に上手の物は、ありません。
お客さんもだいたいは 理解されているようで 査定額にご納得頂きました。

じつは、昨日もう一軒違う骨董店に持ち込んで査定してもらったのだけど、金額は同じようなところで 見解もだいたい同じなので また 雨の中 どこかへ持って行くのも面倒なので お願いします、て事でした。

「余談ですがね 実は これとは別に 江戸時代の小伴が ありましてね これが お爺さんが 残してくれた中で 一番高いのでは ないかと考えてまして とても期待してたんですがね…」 と興味深い話しを、聞かせて頂きました。

家に お爺さんが お気に入りの小判が一枚あって 五年前に嵯峨野コインに持ち込んで見てもらったんですがね
これを 見るなり 嵯峨野コインのご主人が 「これだったら10万円だったらもらいますよ」て事だったので その時は それくらいの価値かと思って持ち帰ったのですがね
今回 蔵の解体工事の費用の事もあってこれを 売却しようと思って 今度は おたから屋に持ち込みしたのですが 店員さんが、言うには 「小判に 刻印もないので 金かとは思うのですが 純度がわからないので 一カ月預かりたい 」と言うので 預けたんだそうです。

一カ月後

「金の純度は 14金程の物で 小判自体は レプリカです。」との査定結果で 「お値段は 潰しのグラム計算で 5万円くらいですね」と言う事で 売却したんです。と言う話しでした。

なるほど えっ 5万円で売却 ちょっと待ってくださいよ
お客さん 大きな間違いを してますね

買取店が たくさんあって迷ってしまうのは 解りますが 小判を コイン商の嵯峨野コインさんが 数年前に 10万円で買うと値段を付けた物を 数年前より金相場の上がっている 現在 5万円というのは ちょっとおかしな話しですね。
売ってしまわれたなら しかたないですが 良く考えてみて下さい 。

古美術商や、コイン商というのは 骨董品や美術品 また 古銭や紙幣のプロです。この目利きには 修得するのに 何年もかかる鑑定眼を 身につける必要があります。
古美術商に関しては 私が その従事者なので良く理解してますが 骨董 美術品の目利きは 社長や親方に着いて 習得までに何年もかかります。
昔は 丁稚奉公を しながら社長や先輩より 鑑定のポイントや見どころを 教わって 何年もかけて自分なりの考察や鑑定眼を 養って行くものなのです。

嵯峨野コインさんは 小判は レプリカ 模造品であってもここに グラム取り 潰し値以上の美術的価値を 見て 値段を 付けたのだと思います。

金 や プラチナ 銀などの買取業者さんは (グラム×相場価格)というのが だいたいの買取相場なのですが 古美術商やコイン商は 装飾や作家 時代と言ったプラス➕ 付加価値を 考えるので ここに 買取値段の差額が 生まれてしまいます。

ブランド品や 指輪 一般的な貴金属などは 街にある たくさんある買取業者さんでも あまり値段は 変わらないと思いますが 美術品や装飾品などは 古美術店に、持ち込みされた方が賢明だと思います。
逆に良く骨董品の査定とブランド品の査定をお願いされることもあります。この時は 提携のブランド品に強い質屋さんにお願いすることもあります。それぞれの得意分野がありますので【餅は 餅屋】です。

餅は餅屋 もちはもちや
餅は餅屋でついた餅がいちばんおいしい。どのような分野にも専門とする者がいるのだから、そういう人物に依頼するのが最上であることをいう意味

骨董品 美術品の見分けは、短期間では 習得できないので とても価値があり宝探しの要素も加わり 奥深く面白いです。

お客さんと楽しくお話しを していたら雨も小雨になってきて 「ほんまやなー良く考えたら なんで売ってしもたんやろ」と 帰って行かれました。

物を 売るとか 買うとかって 普段やってないので 慣れてないですよね

「売ったら最後 買ったら最後 」

これは 私が 古美術商の先輩から教わった言葉で なるほどと思った 教訓の言葉です。

売った時は あっさりと未練や執着心は 捨てて スッキリと

買った時は 高く買いすぎたり 騙されて失敗しても文句を 言わずに勉強代と思って良くこれを 調べて 二度と間違わないように

骨董 美術商て 騙される事もあるので 難しいけど、それ以上に 良い物と出会えると 面白いんですね。

今回 お持ち込み頂いたのですが 在りがちな事故 注意点を 一つ


ご自身で持ち運びされる時ですが 梱包が雑だと壊れたり傷がついたりと査定にマイナス評価なことが 発生いたします。今回も運送中にいくつかの器が割れておりました。少し新聞紙で包んだり緩衝材を挟むなど工夫が必要です。
また木箱などに納められている場合 木箱の底が緩んでいる事があり 片手で扱っておりますと底が抜けたり木箱自体が 壊れて中身の物が地面にガシャ~ンなんてことも 紐なども同じで 木箱の紐で持っていると紐が切れて地面に落下破損してしまうなど 残念なことになってしまいます。ご注意ください。

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