お茶の先生をしていると沢山のお稽古道具や本番のお茶会用の茶道具などを所持する事になります。
今回のご依頼人は 茶道具を中心に百点以上の骨董品や美術品を所有されているという事でお電話いただきました。茶道の講師をされていたお姉さんが施設に入っていて家の整理を頼まれた妹さんよりのご依頼でした。
姉が集めた茶道具 掛軸 絵画など信頼ある美術店で見てもらいたいとのご希望でした。でしたらと日程を 決め京都より埼玉県に出張で訪れている月末あたりでと、良い日を決めお伺いする運びになりました。
なるほど流石 お茶の先生 沢山のお道具が和室に広げてあり ある程度のものは 一箇所に集めて頂いたようで 助かりました。数が多くて たいへん見応えがあり 査定も時間も かかりました。
また 屋根裏にもまだ手付かずの骨董品や茶道具があるという事で 仕分け作業を 開始 スタッフと私と三人で 2時間ほどかかりました。
仕分け後 お道具の説明と現在 価値が上がっている物と下がっている物を ご説明して査定の値段を お話ししてご納得いただきご成約となりました。
ありがとうございました。
近年 コロナの渦中 お茶会での回し呑みや集団で広間に席入りするスタイルから密になる事を避ける傾向が強くなり それを機に残念な事ですが 茶道を離れるお茶の先生方も増えました。
また それとは逆に昔買えなかった名品が 少し頑張れば手に入る時代になりました。 これは 年代により感じ方がわります。
昔 高嶺の花だった茶道具も今は 値段が下がりお安く求められるようになってきました。 日本のバブルの頃は 丁度 私もお茶を習い始めたころで 茶道具というのは ほんとに高くて買えなかった時代でした。 その事を 考えると現代の四十代 五十代は 茶道を 楽しめると好都合では ないでしょうか?
茶道具という物は 相場が変動する物でまた 世の中に沢山のあります。これを見極めながら集めるのは 本当に楽しい趣味を兼ねた投資です。
若い人が 茶道を 始めるにはとても良い時期 時代だと思います。