京都市下京区にて、住み替えに伴う家の整理・仕分けのご依頼をいただき、本日で3回目の訪問となりました。
いつもお声掛けいただき、誠にありがとうございます。
初めてご相談いただいたのは昨年の春頃。お母様と娘様お二人でご来店くださり、じっくりお話をさせていただいたことがご縁の始まりでした。
「何から手を付けていいかわからない」
「散らかっていてすみません…」
そうおっしゃっていたお二人のお気持ち、よく分かります。
住み替えや建て替え、相続に伴う家の整理は、想像以上に大変な作業です。
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お茶室のある大きなお宅|茶道具の仕分けと査定
お伺いしたお宅は、最近では珍しいほど立派なお茶室のある日本家屋。
二階の襖を開けると、飛び石のある庭のような設え、その奥には本格的なお茶室と水屋がありました。
お母様は長年お茶の先生をされており、収納には数多くの茶道具が大切に保管されていました。
今回のご希望は、
• お気に入りは残したい
• 価値のある良い物は娘様へ引き継ぎたい
• それ以外は査定してほしい
という内容でした。
茶道具は
• お稽古用
• 本道具
に丁寧に仕分けし、娘様が残される物を選定。その後、残りを一点ずつ査定させていただきました。
価値のある品は、必ずしも「急いで売る」ことが最善とは限りません。
ご家族の中で受け継がれるなら、それが何より品物にとって幸せな形だと思います。
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着物・帯の査定|市場の現状と本当の価値
大量の着物と帯の整理もお手伝いしました。
近年、外国人観光客の増加によりレンタル着物需要はありますが、中古市場にはまだまだ在庫が多いのが現状です。
「高い値段はつかないのは分かっています」
そうおっしゃっていましたが、
桐箱入りの作家物の帯などは思った以上の査定額となり、大変喜んでいただけました。
一枚一枚、柄や作家、保存状態を丁寧に確認することが大切です。
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和箪笥・唐木家具・衝立は売れない?実は…
和室にあった
• 和箪笥
• 唐木の座卓
• 自然木の衝立
• 嫁入り道具の桐箪笥
についてもご相談を受けました。
現在の住宅事情では、
• 作り付け収納
• ウォークインクローゼット
• 軽量家具
が主流となり、重厚な家具は敬遠されがちです。
しかし、
• 紫檀
• 花梨
• 作家物
• ブランド家具
• 希少材
などは高額査定が可能な場合もあります。
多くの業者が電話の段階で「家具は不可」と断るケースもありますが、まずは写真をLINEでお送りください。適切に判断いたします。
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庭石・灯籠・手水鉢の査定|日本庭園の価値
今回は庭の
• 石灯籠
• 手水鉢
• 鞍馬石
• 赤石
なども拝見しました。


かつては庭に大きな費用をかけ、日本庭園を造る時代がありました。
現在は需要が減っている分野ではありますが、良質な石材や意匠性の高い灯籠は評価できるものもあります。
最後にお母様から
「この灯籠、思い出があるんです。解体で捨てられるのかと心配で…」
とお声がありました。
確かに立派な灯籠。ただし、とても重い(笑)。
「私一人で分解して運び出せるなら引き受けます」
何とか分解し、無事に積み込み完了。
「最後に安尾さんにお願いして良かった。これで思い残すことはありません」
そう言っていただけたことが、何よりの喜びです。
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住み替え・相続前の家の整理は順番が大切です
不動産の査定や売却を考える前に、
まずは家の中の“動産”の整理を。
• 骨董品
• 茶道具
• 着物
• 和家具
• 庭石
• 記念品
• 贈答品
価値がないと思い込んでいる物に、もう一度光を当てることが大切です。
捨てるのではなく「嫁がせる」という気持ちで、次の持ち主へ繋ぐお手伝いをいたします。
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京都で骨董品・古美術の査定なら古美術 安尾京栄堂へ
大きな物から小さな物まで、未来へ繋ぐ査定を心掛けております。
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• 庭石・灯籠の査定
お気軽にご相談ください。
「古い物を大切にする人は、良い人だと思います。」
その想いを、これからも大切にしていきます。